福祉マンションを考える
福祉マンションとは、日本では高齢者向け住宅のような印象を受けますが、広義では、自立しつつ相互の助け合いの中で暮らす地域社会に根付いたマンションを意味します。その地域の専門家やボランティアが居住者の生活支援をしつつ、介護や生活支援サービスの拠点としての役割も担います。住民参加型、コープラティブ・ハウスの手法によって作られます。
日本では、NPO法人福祉マンションをつくる会」が1990年頃から提唱しています。現在の日本では、高齢者向けの福祉マンションが主流です。介護機能や高齢者が互いに共有スペースなどでコミュニケーションを図り、共有の楽しみを見つけられる工夫がなされています。建築構造上の工夫もあれば、管理・運営面での高齢者向けのサービス、配慮もなされています。例えば、高齢者向け福祉マンションの中に、保育室などがあり、多世代交流が行えるマンションもあります。
高齢者だけの社会ではなく、地域と繋がることを重要視しているのが福祉マンションです。福祉マンションは、高齢者や障害者のためだけではなく、地域社会のための住居です。